私語厳禁

あなたは映画館で、上映中に誰かと喋ったりしますか?

映画でもそうですが、他人のおしゃべりほど観劇に邪魔なものはありません。
感想は幕が下りるまでとっておいてください(暗転時のおしゃべりもご遠慮ください ※私語を注意するなら暗転時がベストです)。
思わず出てしまう呟きもありますが、独り言も終演まで我慢しましょう。


■その話はここでするべきもの?

同じものが好きな友人と顔を会わせれば、話は弾むもの。でもちょっとまって!その会話、ここでするべき類のものですか?
舞台の幕が上がる前から、舞台内容を語っていませんか?(ネタバレです)
自分たちの妄想トークをしていませんか?(BL話題など)

会場にはさまざまな人が来ています。お子さん連れもいらっしゃいます。
節度ある大人としての態度を心がけたいものです。



歓声厳禁

これには賛否両論ありますが、覚えておきたいことは「コンサート会場ではない」ということ。
キャストに送る応援は、すばらしい演技に対する拍手と、ファンレターに留めておきましょう。

初演では、あるシーンでリピーター含めた多くのファンが「キャー!!」と歓声を上げていました。
それは思わず出た声ではありませんよね?
そのシーンがあるのをわかっていて、上げた声ですよね?
舞台では演技が続いており、進行の妨げになっていませんか?

まわりが上げているから、私も上げていいんだと思わないでください。
キャストや観客、誰もがよい顔をしているわけではありません。

■自然に出る笑いや、キャストから求められる手拍子には反応して当然です

舞台の進行で、息を飲んだり、思わずクスリと笑ってしまったり。
それはごくごく当然な反応で、面白い舞台では出ないほうがおかしいものです。それを「止めろ」と言っているわけではありません。

「どういう反応がダメなのか?」と疑問に思ったら、映画館を思い出してみてください。それに準じて考えれば、目安となることでしょう。

実例:キャストの登場時に思わず歓声が出る

お目当て行かれている方も多いでしょう。つい口をつくのもわかります。
ですが、毎シーンごとに「キャー」と反応されては、舞台に集中している人の邪魔になります。
1度の歓声程度ならば、おそらく誰も文句は言わなかったことでしょう。盛り上がったほうがいいシーンだってあります。
ただ、度を越していたからこそ、キャストが苦言を呈したのです。

考えてもみてください。映画館でお目当ての役者が出るごとに歓声を上げていては、大顰蹙ですよね?

実例:カーテンコールの態度

スタンディングオベーションについては、「後ろの方が見えなくなる」から否定派の方もいれば、「役者に感動を伝える」手段だから肯定派の方もいます。
【外部サイト】→スタンディングオベーションについてみなさんはどう思いますか?

もちろんスタンディングオベーションは禁止されていません。劇中は顰蹙行為ですが、ここで立たれる分には問題ありません。
ただ「私に気づいて欲しいから立つ」というのであれば、ただのエゴです。

また「カーテンコールでも、キャラ名を叫ぶ、悲鳴を上げるなどの行為はどうだろうか?」というご意見を頂きました。
キャストどうしが触れ合ったときの絶叫は、たとえばですが「文仙よっ!キャー!!」の方はいいでしょうが「私は文伊が好きなのに」という方にとっては不愉快な声かもしれません(当事カプの方、例にして申し訳ありません)。

自分の萌えは他人の萎えともいいます。それにBLに興味がない方は、悲鳴を上げる人の気持ちは理解しがたいものです。
(蛇足ですが、二枚目俳優と呼ばれる役者の方々も、大半は「こうすればファンは喜ぶらしいけれど、なぜ悲鳴を上げるのか理解できない」そうです)

これら行為が、マナー違反かと問われれば正直わかりません。どちらについても、注意されることもあります。肯定派と否定派の方がいることをご理解ください。
ですので、「ほどほどに」というのが、みんなが妥協しあって楽しめるラインなのではないでしょうか?



■叫ぶの厳禁

どのシーンに限らず、キャストや役名を、舞台に向かってコールしてはいけません。こちらは、一般的なマナー違反として挙げられています。

 

ダンス厳禁

信じられないことかもしれませんが、初演時では、突然立ち上がったり踊りだしたりした観客が何人もいます。
舞台に出ている役者さんへのアピールなのか、興奮感極まってかもしれませんが、それは異常行動以外の何者でもありません。
キャストからも「気味の悪い人」扱いとなってしまいますよ?

公演中のダンスは厳禁です。

ミュージカルですので、歌のシーンもそれなりにあります。
おもわず身体でリズムを取ったり、鼻歌が出てしまうこともあるでしょう。
ですが、どうかこれもご遠慮ください。
席と席が近いので、あなたが刻むリズムも鼻歌も、周囲の人に伝わっています。

※『勇気100%』の手振りについて

再演では、キャスト側から「一緒に歌おう」「踊ってOK」と誘われています。
サビの手振りについては、自分の身体のサイズにあわせて(ご自分の肩幅サイズ、肩の高さを目安にしましょう) 踊りたい方は踊ってもいいかもしれません。

大きく手を振り回す、高々と上げるのは、左右後ろの方の迷惑になりますので、ほどほどにしましょう。


■見えないときも動くのは厳禁!

座席によっては、ステージ上が見えなくなるときもあります。
しかし、観劇時において頭を動かしたり前のめりになって舞台を見ようとするのはマナー違反なのです。
あなたが動くことで、後ろの人が見えなくなったり視界が邪魔されたりするからです。
一部が見えないのは残念ですが、譲り合って楽しい観劇にしたいものです。




飲食厳禁

シアターGロッソの客席にはドリンクホルダーがついていますが、飲食は厳禁です。飴やガムもダメです。

包装紙を剥がす音は、案外響くもの。
もし隣の人が手元でガサガサやっていたら、嫌ですよね。
自分がやられたら嫌なことは、自分もしない。それがエチケットです。


 

メモ厳禁?

舞台を見ながらメモを取る行為は、禁止されていません(ケータイなどによる録音は厳禁です)。

しかし、コレは度を越すと嫌われる行為。
というのもメモ帳と舞台を交互に見るなどして、頭を揺らすことがマナー違反となるためです。
横でカリカリされるのが嫌だという心理的な理由ももちろんあります。


入り待ち出待ち厳禁

キャストの入り待ち、出待ちをしたい気持ちもわかります。
しかしキャストは舞台に集中していますし、終われば明日の準備もあります。

また、会場近辺は夜になれば人気も少なくなってきます。それに、何人もの集団がうろうろしていれば、不審者として通報されるやも知れません。
舞台終了後は、速やかに帰路につきましょう。

公式より、アナウンスが出ております。

キャストが万全な状態で臨めるよう、「出待ち」「入り待ち」「追いかける」「執拗につきまとう」等の行為は一切お止めくださいますよう、お願いいたします。
駅・会場近隣や、遊園地を運営されている方々のご迷惑となるばかりではなく、大きな事故の元になる可能性もございます。

さらに、携帯電話やカメラなどで無断で撮影をしたり、むやみに声をかける、騒ぐなどの行為もご遠慮ください。
タクシーを利用されるキャストの方を無理に追いかけたりされると、ファンの皆様が怪我をされる可能性もございます。

何よりキャストの方への労りの心を忘れないで下さい。



■声かけ厳禁

ミュんたまに出演していなくても、観客としてやってくる役者さんや関係者もいます。彼らは皆、観客のひとり。
プライベートな時間にまで、声をかけたりサインをせがむのはよしましょう。
あなたのお目当ては、舞台の上のみのはずです。